トヨタの名車70スープラの魅力について、中古車ディーラーの目からまとめた70スープラまとめサイトです。
70スープラといってピンと来る方は、そこそこの年齢か、もしくはかなりの車通となりますね。
70スープラと言っても、もちろん呼び名ですし、正式には、その前の同一車種でもあった、セリカXXからスープラへ車名を変更した車となります。
70スープラ以前はセリカXX(ダブルエックス)という名称で、国内販売されていたのですが、同一車種の全米販売名がスープラだったことは有名ですね。
なぜ、国内と米国での車種名を変更したか、特にXXなら英語表示ではないかと思うのですが、実はXXと言う表記は、アメリカではポルノのハードさを意味するXと言う表記である為、国内でのセリカXXと同名では、大変問題があったのです。
そこでトヨタはラテン語で至上かつ最高、上位、等の意味を持つスーパーと同じ意味のスープラという車名を託したのです。
これを機に、国内でも70スープラであるA70系より名称だけではなく、セリカブランドそのものから独立し「SUPRA」という車名を採用・販売することになりました。
ですから、A70系スープラを略して70スープラと呼んでいるわけです。
70スープラの当時の人気となると、1986-1993年の国産車のイメージでは、かなり欧米での人気を意識していた性もあり国産車の信頼と外観のかっこよさが若い人向けだったセリカからの独立で人気を得た車と言えるでしょうね。
当時の日本では海外の車をよく知る人には形へのこだわりを感じられないことが国産車への不満の一位とされていて、何より量産型の大排気量スポーツカーは国内生産では期待されていませんでした。
そこに、まずトヨタは70スープラ以前に、ソアラという画期的な国外向けの車両を販売しました。
ソアラは70スープラにもフレーム部分での流用がされているのですが、あくまでも高級車としてのスポーツカーとしての販売が成功しました。
高級スポーツカーというイメージが強く、もう少しスポーツカー、それも欧米型のスポーツカーをイメージした車両が70スープラの当時の人気の秘密と言えるかもしれません。
ソアラに比べ、70スープラは排気量も各種用意し、現在の大排気量が当たり前の時代と違う、当時の、一般に欧米を意識したまま国内販売も視野に入れた計画がとられ、その構想自体が70スープラの当時の人気を支えていたのでしょう。
70スープラを、現在購入しようとしても、実際に乗れる状態であっても、その価格は本当に安いモノです。
確かに量産され、人気車種であったために数量も多いことも要因でしょうが、何せ時代的に70スープラ自体が過去の車になったと言うことでしょうね。
確かに70スープラ自体も、スーパーカーのような希少価値があるわけでもなく、ましてやA80系を最後に量産からはずれている車ですから、70スープラの価格は、上がるか、価値無しとなるかしかないのです。
70スープラに限らず、日本の土壌では、過去の日本車に対しての価値そのものが出にくい、いわゆるクラシックカー価値が出てこない特色が見られます。
と言っても、日本人がクラシックカーに興味がないわけではなく、その称号を国産車に与える人が少ないことが殆どで、逆に、海外の車種のクラシックカーの人気は有るのも非常に興味深いところです。
70スープラの価格が安くても買い手がつかなければスクラップになり、現在入手できる車両は激減してもおかしくはない、市場の原理があるのですが、それでも70スープラの作り出した日本の大排気量スポーツカーの先駆けとしての存在は、価格以外でも評価されるべきなのかもしれません。